2011年06月07日

バラの土

そのまま使える園芸用土というのがあるが、これは安くて手軽な反面、品質はそれほど良いとは言えないものであるらしい。商品にもよるのだろうが、少なくとも我が家の近所で販売されているものは、成分のほとんどが未完塾っぽい腐葉土で、花壇に使用するよりむしろカブトムシを飼うのに向いていそうである。

当初、うちではこのお手軽品を使っていた。ところが、これに植えたナントカいう花の苗がひとつ、コガネムシか何かの幼虫に根を食われて枯れてしまった。この事態に相方は大いに憤慨し、例によって数日間悩み抜いた挙句、出来合の配合土は以後用いてはならぬという大方針を打ち立てた。もっとも、そもそもの問題として、バラには出来合の土の中でも比較的高級なものが必要となる。それなら自分で配合した方が安く、しかも品質の良いものを用意できるからというのも理由であるようだった。

ぼくはどちらかというと園芸には無縁な人間で、何かを植えて育てるなどという事業は小学校卒業以来とんとやったことがない。従って花なんてものはテキトーな土に種や苗を埋めてしまえば、あとは水さえやれば勝手に育つものだと思っているが、なかなかそうもいかないらしい。特にバラはさすが園芸的改良を連綿と重ねられてきただけあり、花を咲かせてやるのに結構な手間がかかるのみならず、植え付ける土の嗜好にもごくうるさい。それでバラ専用の土などというものが、普通の土の3倍程度の価格で売られている訳である。

さて、今回作った土の材料は、赤玉土と完熟腐葉土、パーライト、ゼオライト、馬堆肥にそば殻堆肥、そば殻燻炭、それからニームケーキという妙な粉末。ほとんどはホームセンターかネット通販ですぐに見付かるが、そば殻関係はちょっとマニアックらしく、買うのに少し苦労していた。これらをちょうどいい具合に配合して混ぜ合わせるとバラの培養土が出来上がるのだが、くたびれる代わりに、かかる費用が出来合の専用土の半分以下で済む。

土を入れる前に、花壇の中を少し掘り下げる。何でもバラを植えるには地表から50cmくらいの深さの穴が必要なのだそうで、花壇に土を入れただけではその深さまで達しない。そこであらかじめ少し掘っておかねばならない由だが、まったくもって手間のかかる花である。仕方がないからしばらく掘っていたが、随分と石が出てくる。それはもう困惑するほどゴロゴロ出てくる。また、どこかから何かの根が伸びてきており、これも掘りにくい要因となっている。それでも何とか15cmほど掘り下げ、次は出た土を篩にかけて戻してやるのだが、ここでもまた小石がいくらでも出てくる。実に石の多い土地である。

掘り下げる工程でちょっと苦労したが、その後は早かった。分量を見ながら材料を花壇に放り込み、鍬で混ぜるだけだからだ。ただ、見積もっていたよりも多く土が必要そうだということになり、途中で追加の材料をホームセンターに買いに走ったりなどしていたので、ちょっと時間がかかってしまった。この辺はどうもまだまだ手際が悪い。ともあれ自家製培養土は、とりあえず見た目と触感に関しては、なかなか惚れ惚れする出来映えとなった。性能まで満点かどうかはすぐにはわからないが、その辺りも含めて土いじりの楽しみということになるのだろう。

ところで肝心のバラの苗だが、一昨日くらいに注文を出し、これは届けられるのに少し時間がかかるそうだ。土に混ぜたニームケーキを熟成させるのに一週間くらい寝かせておかなければならないらしいので、まあ調度いいだろうと相方が言っていた。このニームケーキというのがまた曰くのあるシロモノなのだが、それはまた日を改めて。

posted by 白林檎 at 06:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 白林檎的日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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