2011年10月26日

北杜夫氏、ご逝去

スティーブ・ジョブズが亡くなって、Cの生みの親のひとりであるデニス・リッチーが亡くなって、LISPを考案したジョン・マッカーシーが亡くなったと思ったら、今度は作家の北杜夫氏が亡くなったとの報。ここのところの訃報の多さは一体どうしたことだろう。マッカーシーまでは「時代」というような言葉で済ませられたが、北氏ご逝去の知らせによる喪失感は個人的にどうしようもなく大きい。中学校に入ってすぐ、氏の『どくとるマンボウ航海記』を手に取っていなかったら、ぼくの人生は随分と違ったものになっていただろうから。

読者のひとりとして、謹んでお悔やみを申し上げます。今夜あたり何か読み返そう。

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2011年10月06日

Steve Jobs, 1955-2011

数日前、七冠馬シンボリルドルフが死んだ。トウカイテイオーの父馬であるし何といっても偉大な馬であったから、ブログに何か書きたいなと思っているうちに、今度はもっと大きなニュースが飛び込んできた。アップルのスティーブ・ジョブズが亡くなったというのである。今日のネット上は1日その話題で持ちきりだった。

既に9月には死亡していたとか、真偽のよくわからない様々な言説が飛び交ったりもしたが、その中でひとつだけ、おそらく誰かが冗談半分に言い出した「iPhone4SはiPhone for Steveである」というのは世間に記憶されても良いのではないかと思う。ぼくは今のところスマートフォンの類を持つ予定はないが(スマホを持ち歩くくらいならMacBookを持ち歩くから)、iPhone4Sは買っても良いかなとちょっと考えてしまったくらいだ。

アップルのトップページに彼の遺影が飾られている他、マイクロソフトのビル・ゲイツをはじめ、あちこちで哀悼の意が表されているが、個人的には、オバマ大統領のコメントの中にある次の一文がすべてであるように思う。曰く、「世界の多くが、ジョブズ氏が発明した機器で彼の死について知ったという事実こそが、彼の成功への何より素晴らしいはなむけだろう」(Digital Todayより引用)

ぼく自身は、彼がアップルを引退するときに書きたいことはあらかた書いてしまったから、改めてここで述べるようなこともほとんどないのだが、ただそのときの結びとした「もう一波乱」が永遠に実現しなくなったことは本当に残念でならない。氏のご逝去を心より悼みたいと思う。合掌。

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