完全に馬券にしか興味のない人々はともかく、競馬ファンには必ず贔屓にしている馬がいるものである。特に、一生に一度しか出走のチャンスがないクラシックレースにおいては、どうしたってその世代の贔屓にしている馬を応援したくなるものだ。秋華賞はクラシックではないけれど、三歳牝馬三冠を形成する最終戦であるから、レースの格云々はともかく、応援の仕方については同列に語って良いと思う。
つまり、何が言いたいかというと、秋華賞を含む三歳限定のG1レースは、客観的に予想するのが比較的難しいのではないかということである。予想を楽しむならむしろ府中牝馬ステークスの方が面白い。余談だが、秋華賞創設後は古馬牝馬にも解放されたエリザベス女王杯の重要な前哨戦である府中牝馬ステークスが、秋華賞と同日に開催されるのは、なかなか良い日程であると思う。詳細は省くがこちらはオークス馬トールポピーを軸に考えたい。
三歳限定戦を見るときの高揚感は、なんとなく母校が出場している甲子園やインターハイ、あるいは日本が出場している国際試合を観戦するときの気持ちに似ている。勝算が有ろうが無かろうが、応援している馬の馬券を買い、力の限り声援を送り、そして涙を共にするのが、三冠レースの醍醐味だと思っている。
ミクロコスモスの単勝、それから、ヴィーヴァヴォドカの複勝。

